【実録】 VS豚肩ロース塊~憂国のローストポーク~

ヘベレケとうちゃん

2020年04月27日 22:08

どうも!運動不足解消のために1日2000回の縄跳びを行ったところ2日連続達成後の翌日にふくらはぎが悲鳴を上げて「三日坊主」すら達成できなかったヘベレケとうちゃんです!

「坊主」は達成できていただけに…口惜しい!!!







(フライングローストポーク)







時は西暦20XX年、人類は苦境に立たされていた…

いつ終わるともわからない戦い、次第に濃くなる疲労の色…そう、時代は今まさに、








大塊肉時代








「増えすぎた塊肉が人類のスペースを圧迫」という目を疑うようなニュースが新聞一面で取り上げてから早数年、以降も増え続ける塊肉に対してあまりに無力な人類…これは、逆境の中希望を失わず戦い続けたある一人の男と、塊肉との、壮絶な…記録である!!!




インタビュアー(以下、I)「塊肉との闘いということで、思い出したくないことも多々あると思いますが、まずは今回このような機会を頂きありがとうございます」

ヘベレケ(以下、H)「…はい…記憶があいまいなところもありますので…あの時はとにかく目の前の塊肉を何とかしなくては、と…正直なところ、相手の立場に立てばあまりに残酷だと思うことも…今にして思えば…ありました…」

I 「ゆっくりで結構です。順を追って聞いていきますので」

H 「はい。」

I 「では、まず、この話は避けて通れないと思うのですが…いったいなぜ豚肩ロースを選んだのでしょうか?」

H 「…」

I 「…もし説明が難しいようなら…」

H 「…いや、大丈夫です…確かに…牛という選択肢もありました…しかしながら…うぅ」

I 「大丈夫ですか!?落ち着いてください!一度質問を変えましょう。一度出会いは置いておいて、まず、真っ先に行ったことはなんでしたか?」

H 「…し、塩を…塩まみれに…」

I 「!!!」

H 「むしろ、塩漬けといった方が正しかったかもしれません…」

I 「…少しだけ確認させてください。塗ったのは塩…だけでしたか?」

H 「…クレイジーソルトも、少し…」

I 「!!!」

H 「今にして思えば…闘いの日々は、少しずつ私を蝕んでいっていたのかもしれません…私は…その後、冷蔵庫で丸々二日放置したのです…」

I 「!!!…つらい記憶を、ありがとうございます」









写真1. ヘベレケ氏の証言を基に編集部が再現した豚肩ロース








I 「2日寝かせた後、様子はどうでしたか?」

H 「さすがに憔悴しきって…ぐったりしているようでした」

I 「その後、どうされたのでしょうか?」

H 「まず、意識を取り戻させることが必要だと思い、冷蔵庫から取り出した後…記憶が曖昧ですが、30分から1時間くらいは…放置したと思います」

I 「…わかりました。そしてその次は?」

H 「…」

I 「大丈夫です、ゆっくり行きましょう」

H 「…焼きました」

I 「!!!!!!!」

H 「…熱したストウブに…オリーブオイルを入れて…」

I 「ど、どれくらいでしょうか!?どれくらいの時間、焼いたのですか!!?」

H 「一面辺り…1分ほどです…頭の中で、ゆっくりと、数えました…」

I 「全ての面をですか!??1面も逃さず!!?」

H 「…はい。」









写真.2 にわかに信じがたい話だが、実際にやってみると驚くほど簡単に再現できた








I 「これは…なんと形容してよいものか…」

H 「平常下では絶対にしない!!!あの時は、あの時は…!!!!」

I 「ヘベレケさん、落ち着いてください!!!大丈夫ですから!」

H 「あの時はぁぁぁぁ!!!!!!」








非常に取り乱した様子のヘベレケ氏、これ以上の継続は不可能と判断し、後日改めて会話の機会を頂いた。

氏にとってやはりまだ鮮明な記憶なのであろうことは容易に慮ることができた。







H 「前回は、すいませんでした。」

I 「いえいえ、こちらこそすいませんでした…あまりに性急すぎたと反省しております」

H 「今日は、もう逃げません!覚悟を決めてきましたので、なんでも聞いてください!」

I 「ありがとうございます!では、前回塊肉を焼いたところまで伺いました、そしてその後ですが…」

H 「はい。やったことを弁明するつもりはありません。5分ほど休ませました。」

I 「…それは、何故?」

H 「一思いに…というやり方では生ぬるいと感じたからです。ゆっくりと、じっくりと…そうすべきだと」

I 「!!!!!!!…ありがとうございます。この記録は必ず後世に残させていただきます」

H 「お願いします。もう二度と、同じような悲劇が起こらないように…」

I 「5分休ませた様子はどうでしたか?」

H 「まだ大丈夫という感じでしたので、今度はサランラップでぐるぐるにまきました。簀巻きのようなイメージです」








写真.3 見ようによってはこの時点でおいしそうに見えなくもないが、ここで食べてはいけない







I 「もう少し詳しく聞かせて頂いても?」

H 「はい。縦方向と横方向、違う方向から2重に巻きました。そしてその後、耐熱性のある袋に入れました。確か…Ziplockだったと思います」

I 「耐熱性ということは、もしかして…!!!」

H 「…はい。熱湯の中に…」

I 「!!!!!」

H 「…ただ、その状況下でも最後の理性というか…沸騰し続けるのはあんまりだという気持ちが芽生え、熱湯の中に入れた後は、すぐに火を消して、蓋をしました。」

I 「…戦場にも咲く、一輪の…花、か…」

H 「10分間、その状態で放置しました」

I 「!!!!!もしかしてその後!!」

H 「そうです。お察しの通り、10分休ませました。」

I 「!!!!!」

H 「そして、もう一度同じことを繰り返したのです。」

I 「!!!!!大事なところなのでもう一度確認させてください!!!10分間、沸騰して火を消した鍋の中に蓋をして放置し、取り出したら10分間休ませる、そしてもう一度10分間沸騰して火を消した鍋の中に蓋をして放置し、取り出したら10分間休ませたのですか!!!??」


H 「間違いありません。」

I 「なんてことだ…」

H 「言葉も…ありません」








写真.4 2度目のお湯入れを済ませた塊肉。かなりうまみが凝縮しているように見える






そう言って俯くヘベレケ氏にかける言葉を失った編集部。

耳を疑いたくなるような想像を絶する体験談に、我々は絶句した。

今回、このような機会を与えてくれたへべレケ氏には感謝の意を表したいと思う。



以上、「月刊塊魂」より抜粋











という訳でローストポークです!!!














う、うまほ~!!!!!!




今回は義じレケお手製のチーズ燻製と共に食しましたが…ウマー!!!!!豚―!!!!馬ー!!!!!!と錯乱状態になるほどウママー!何度か作っているのですが、今回塩漬け時間を長期取ったことが功を奏し、抜群の塩加減!!

一見「赤すぎない?本当に大丈夫??」という考えが脳裏をよぎりますが、大丈夫です。我が家は何度かやってますが、ヘベレケからへべ美に至るまで未だ食中毒になったことはありません爆

家で用意していける&かなりの放置メニューなのでキャンプにもおススメ!!

大自然の中で気ままに食したい!!







ついでに応用レシピも。













これは別日(誕生日会翌日)なのでローストビーフも映ってます。野菜もたくさん使用した豪華サンドイッチにしました。













味付けにお勧めなのはドレッシング!今回はパンにマーガリンを塗った後、こちらのシーザードレッシングを上塗りしました!













左右均等に具材を分けてしまうと写真のように微妙な移り映えになります笑














反省を生かして色見のある具材を中央に配置したのがこちら!














ウママー!!!!!

具がたっぷりなので子供達には少々食べるのが困難です…

そんな時は!テレレテッテレー(ドラえもん)!!!






サランラップ―!!!






ラップで縦半分を覆ってあげると非常に食べやすくなります。

超簡単&大満足&価格安と魅惑の3拍子が揃いに揃ったローストポーク、巣ごもりのお供にいかがでしょうか笑




では、今夜もベロベロでおやすみなさい。。


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