どうも!飲もう、飲みたい、飲む、飲めば、飲む時、泥酔。日常の五段活用が見事に完結したヘベレケとうちゃんです!
麗しゅう秋の夕べ、皆様いかがお過ごしでしょうか??
過ごしやすい気候が続く中、願わくば素晴らしいアウトドアライフを過ごされんことを!
そこは薄暗い取調室。安物のパイプ椅子に一人座らされた不安げなヘベレケを見下ろすベテラン刑事。
刑事(以下K)「あなたには黙秘権があります。そのことも踏まえ、答えられる範囲で正確にお答えいただけますか?」
ヘベレケ(以下H)「…はい。」
K「2020年11月14日土曜日、ヒトニーマルマル(12:00)、あなたは関越道を走るジムニーの中にいた、間違いありませんか?」
H「…はい。間違いありません。その日は練馬から鶴ヶ島まで渋滞していましたが、その後は比較的すいていたことをよく覚えています」
K「天気が良かったので道中は富士山も見えたとか…?」
H「…はい。まさか埼玉県から割とくっきり富士山が見えるなんて思いもしなかったので…あんなことに…」
K「!!!あ、あんなこととは!?」
H「…」
K「ま、まぁいいでしょう。あらかた調べは付いているんだ。ゆっくり行きましょう。」
H「はい。」
K「あなた、今回出発に向けて奥さんから釘を刺されていたことがあったそうですな。」
H「!!!」
K「言ったでしょう?調べはついていると…。」
H「…はい。嫁レケからはくれぐれも
運転中テレビをつけないよう言い含められていました。」
K「小学生のような注文だが、いいでしょう。それであなた、言いつけにも関わらずテレビをつけたわけですか!?」
H「ち、違う!!!ヘベレケはテレビを我慢したんだ!!!」
K「じゃあなんだってそんな罪悪感がありありと顔に浮かんでいるんだ!正直に言え!!調べは付いているんだ!!!!」
H「……ね、眠くなってきたんだ…」
K「!!!!!これは、想像以上に巨悪の匂いだ!!!そして眠気に任せて居眠り運転か!!!これは重大な犯罪だぞ!!!」
H「ち、違う!!!!素晴らしい陽気、暖かな日差し!このままでは寝てしまうという危機感から…!」
K「!!!!き、危機感から!?一体なにをしたっていうんだ!???」
H「…」
K「ここに来て黙秘か!???」
H「…」
K「いいだろう、俺も今年で定年だ。このヤマを最後にする覚悟はできてる!とことん付き合ってやろうじゃないか!!!」
H「…たいました…。」
K「なんだって!?」
H「歌いました!!」
K「!!!!!きょ、曲は!??何を歌ったっていうんだ!!!」
H「…King GNUの…白日とか…」
K「!!!!ほ、他には!???」
H「髭ダンの…Pretenderとか…菅田将暉も…」
K「!!!お、音楽は!!!もちろん音楽は可能な限り爆音だったんだろう!?そうだ、そうに決まっている!そうでなければ…!!!」
H「あ、
アカペラで…」
K「お、オジサンが車の中、アカペラではやりの曲を歌ったというのか!?いや、口ずさむ程度に決まっている!そうだろう!?」
H「考えうる限り全力の大声で歌いました。並走する車には聞こえていたかもしれません。」
K「そこに羞恥心は無いのか!???」
H「ちょっと刑事さん!!いくら国家権力とはいえ言っていいことと悪いことがありますよ!!!」
K「あぁ、すまない。。ちょっと気が動転してしまい、先ほどの発言は撤回する」
H「いくら取り調べとはいえ、人としての一線は踏み越えないように願います。」
K「承知した。こちらの想像をはるかに超える車中の惨状だったことは理解した。それではこれで今回の取り調べは…」
H「…もう、終わりですか…?」
K「!!!!!この時点で十分立件は可能、だがしかしこれを超える事実がまだあるというのか!?それはいったい何なんだ!!?」
H「…ふふふ、はははははははっ!!!!」
K「(ついに狂ったか!?)どうしたというんです!落ち着いて!!!」
H「いや、私も見くびられたものだと…」
K「(ここに来て自白!?意味が分からん!狂ったか!?)何があったんですか!?」
H「くくく…いや、ねぇ。やっぱり高速道路を走っていると何度か市区町村、そしてもちろん県境を示す看板が出てくるじゃないですか…」
K「??えぇ…ありますね。」
H「やっぱり、テンション上がるじゃないですか…県境って…ふふふ。すると当然やりますよね。県境を超えた瞬間に
イェー!群馬ー!!ポォポォー!!!!
と、叫びますよね?当然。ふふふ…」
K「(こ、こいつは常軌を逸している!!)」
H「そして、当然!当然ながら叫ぶだけにとどまらない事は明らかっ!」
K「他に一体何があるっていうんだっ!!?」
H「右手の親指、人差し指、そして中指だけを中途半端に伸ばして頭上に腕を伸ばしながらポォポォー!!!と叫ぶのは必然ッ!!!!」
K「有罪ー!!!!初のソロキャンプで浮かれ過ぎて羞恥心まで家に置いてきてしまった挙句、車内で一人パリピ罪で立件だー!!!!」
という訳で紅葉美しい2020.11.14-15で、群馬が誇る素晴らしい夜景&絶景で有名なくりの木キャンプ場にて、初めてのソロキャン!
余りにキャンプに行きた過ぎて毎週末のように「キャンプ行きたいねー」を繰り返したところ、あまりのしつこさにキャンプハラスメントを訴えた嫁レケから「そんなに行きたきゃ一人で行け」という金言を受領!即実行と相成ったのでした!
ソロキャンプのテーマは『ミニマムキャンプ』!
では、張り切ってどうぞ!
(フライング記念すべき初ソロ!くりの木キャンプ場看板)
渋滞していた鶴ヶ島ICを超え、ジムニーで快調にドライブするヘベレケ。
テンションの上がり切った彼は一人、これ以上無い大声でKing GNUの名曲「白日」を独唱してみたり、県境や赤城山、榛名山の看板が見える度に片腕を振り上げて奇声を上げるという奇行に。
しかし、それも致し方なかったのかもしれない。
なんせ、彼はここまで、
約一か月半の禁キャンプ生活
寝坊しながら起き抜けにお尻ポリポリしつつおはようも無いままに「キャンプ行きたいなー」を繰り返すだけの週末、最早息を吸うかの如く「キャンプ行きたい」を連呼する壊れたラジオ状態のヘベレケ。
このキャンプ狂と化した旦那を救うため(聞き飽きてノイローゼになりそうな状態をいち早く脱したかっただけかも)、嫁レケが発した「ソロキャンプでもすれば―??」という一言。
あの一言がキャンプ予定が無く、ランタンもない暗闇をただひたすらに歩き続けるキャンプゾンビ状態のヘベレケを蘇らせ、今に至る。
そう、彼は今、長い長い不遇の時を経てそのストレスが一気に解消されることで起こる極度の躁状態、
キャンパーズハイに間違いなかった。
そんな彼に多少の渋滞などストレスでもなんでもなく、ただひたすらにソロな道中を最大限楽しむのであった。
そしてたどり着いたのはこちら!!
丸福ストアー!!!
渋川B級グルメ決戦初代チャンピオン!!というすごいのかどうかいまいちわからない肩書だけどとりあえずWEBで見たモツの写真は美味そう!
今回ソロという事でミニマム指向なヘベレケ、夕飯はただひたすらにモツを焼いて食べるという「ヘベレケモツ吸い込みマシーン化計画」を密かに実行すべく訪問。
そう大きくは無い店内を物色すると最奥に、あったあった。冷凍庫!
覗き込むと。
奇跡のラス2
あと2袋しかないやんけ!危なっ!!!
ヘベレケのモツ吸い込みマシーン化計画をとん挫させる気か!!!
お店のおばちゃんに聞くと毎週土曜日は3パックで1,000円(通常1パック650円)という渋沢栄一もびっくりなほぼ半額特売日だったそうで、今も仕込みをしているとのこと。
おばちゃん「そんなわけで3パックがお得なんだけど、3パック買わない??」
ヘベレケ「…
いや、在庫2パックしかなかったような…」
おばちゃん「そうなのよ~。仕込んでて…。。じゃあ1パック350円でいいよ」
ヘベレケ「えっ!!いいんですか~!ありがとうございます!」
おばちゃん「特売日に定価はちょっと申し訳ないから~!」
因みにこの会話の最中、道中キャンパーズハイ状態だったヘベレケ、迫りくる尿意に気づかずジムニーを爆走させていたため、不意に自覚したMAX尿意を何とか我慢するために下半身を中心に絶えずくねくねし続けるというこれまた奇行に出てたにも関わらず、変人扱いせず商売人根性を貫いてくれたおばちゃんに乾杯!!
無事に夕食を調達し向かったのはこちら!
日本三大うどんに数えられる群馬県が誇る名産、水沢うどん!!
文句なしの2大巨頭である讃岐、稲庭にやや知名度で劣るが故に長崎の「五島うどん」と三大うどんの座を競い合っているという苦境に立たされている水沢うどん!笑
水沢観音に来た参拝客を腹持ちのいいうどんでもてなしたことが発祥とされる水沢うどんは、水沢観音付近に10数店舗うどん屋が軒を連ねており、今回、予めお目当てのお店を決めていたが、Go toの影響なのか、どのお店も大混雑!
お店の外まで並び客がいたので目星をつけていたお店はパス。
水沢うどん街道の終わりが見えてきた最後の最後でお店の外に人が居なかった万葉亭さんに決定!!
こちら、お土産コーナーも併設しているので待ち時間も苦にならずおススメ。
空いている理由は単純に水沢うどん街道の最後に位置しているからだと思われる笑
今回はソロという事で清水の舞台から飛び降りる勢いを駆使し、ランチとしては高額の1320円、湯の花御膳をチョイス!
これは…なかなかにウマホ~なビジュアル。。
果たして…そのお味は!!!
うん、これはうどんだ!!!(ウドーン)
まごう事なきうどん!決して蕎麦ではない!!
どっちかっていうと水沢うどんの定番付け合わせ、舞茸の天ぷらが超絶ジューシーでウマー!!!!
まぁ、近所にあって通うかというとそうでもないけど、近所に水沢うどんないからね。
割ともっちもっちで讃岐うどんほどのこしは無く食べやすい感じ。
ご馳走様でした!
さて、腹も満たされ、いよいよくりの木キャンプ場へ一路出発!!!
くりの木キャンプ場は所謂「管理がしっかりしている系」キャンプ場(ヘベレケが勝手に区分け、命名)で、パインウッドやホウリーウッズもここに入ると勝手に考えてます。
特徴としてはホームページに注意事項が多い(パインウッドに至ってはHPすらないけどそこかしこで逸話が散見笑)といったものなんだけど、読めばどれもこれも当たり前の事項ばかり。
キャンプを始める方々にはむしろこういうキャンプ場の方がおススメ。
何をしてよくて、何をしていけないのか、HPを熟読することである程度の「常識」みたいなものが理解できるのではと思います。
そして「管理がしっかりしている系」キャンプ場最大の特徴が、利用者のマナーがいい事!
夜騒ぐ人はいないし、炊事場とかも比較的綺麗。
これからキャンプを始める人には本当にお勧めです。
で、何が言いたかったかというと、くりの木キャンプ場は前日に空きがある時に利用可能なアーリーチェックインを除き、14:00前の入場は完全不可!!キャンプ場に上がっていく道が結構狭く、管理人さんの車がキャンプ場へ行けなくなってしまうとのこと。
郷に入っては郷に従え。設定されているルールは守って楽しいキャンプを過ごしましょう!
ナビの通りに進み、良し!そろそろだ!というところでまさかの罠。
ナビがめちゃくちゃ真剣にこっち行けって言ってる爆
多分間違う方が多いのか、「200m先」の看板。
いやー!!!!カーナビの罠をかいくぐり、もうすぐの到着にテンション上がる―!!テンション青天井ー!!!
聞きしに勝る急&細い坂を頑張って上るジムニー!そして開けたその先が!!!!
キタ――(゚∀゚)――!!
くりの木キャンプ場だー!!!!!!!!!
現在コロナ対策でこの看板のところで非接触型体温計で体温チェック!その後、管理棟外で青空受付!!
すごく優しそうな管理人さん~!受付をすぐに済ませ、説明を伺ったら早速サイトへGo!!
楽しみすぎてジムニーもろともちょっと浮いてたかも。浮足立ちすぎ。
今回予約したのはスモールサイトのS3!
くりの木キャンプ場は基本オートサイトだが、急な斜面を利用して3つだけソロorデュオ限定のスモールサイトがあり、こちらは車乗り付け不可。
今回はスモールサイトのうち、最も高い位置にあるS3!!
場内、結構道が狭い場所多い且つファミリー利用が多く子供達も多いので、ジムニーはゆっくりと侵入。。
荷下ろしチェックポイント―!!!!!
ここで荷物を降ろし、サイトに上っていく感じ。
ただ、駐車場と案内された場所も荷下ろし場所からわずか20~30mくらい。全然苦にならないレベル。
こういった対応を見ても、やっぱり思いやりのある管理人さんなんだなぁ~としみじみ。
S3サイトから眺める荷下ろし場。
結構な高低差!!!!
そう!このスモールサイトは意外と足場も滑ったりするなかなか過酷な道のりサイト!
生まれたての小鹿の如く震える足をキャンプ愛だけを原動力に一歩、また一歩と進めるその途中にサイト区分の看板が。
くぅ~!久しぶりのキャンプにサイト案内の看板を見ただけでテンション爆上がり!!!
足は震えつつも無関係で突き進んだ先は!
死んだー!!!!昇天ー!!!!
目の前が絶景すぎて死んだー!!!!
不可思議ー!!!!
こんな光景を見せられたらもう、夜景を想像してしまい涎が止まらない!!!!!
長くなったので続きます…
では、今夜もベロベロでおやすみなさい。。