どうも!椅子のリクライニング具合が昨日より大幅に傾いている気がして、想定外の角度に曲がる椅子に何度も驚き「ガタッ!!」という怪奇音を職場に轟かす一日だったヘベレケとうちゃんです!
極寒の五光牧場オートキャンプ場でファミリーキャンプしてきたレポ、その②です。
その①はこちら
(フライング、マジックアワーに佇むプリヒート中のTilley君)
設営完了、場内を軽く散策して現在時刻14:00過ぎ。
珍しく家族写真。
一見、穏やかな家族風景そのものに感じられる一枚。
しかし、ここに至るまでは様々な困難が。
小怪獣ヘベ子襲来
写真且つ表情をハートで覆っているのにも関わらず隠し切れない躍動感が滲みだす。
そしてやはり鼻の穴はデカい。
環境が影響したのか、興奮状態になってしまった野生の娘を文明の産声、おやつとビンゴをちらつかせつつ落ち着かせ、どうにか取れた奇跡の一枚だったのだ。
…実際には全くカメラ目線をくれない気まぐれ天使、ヘベ美の方が厄介だったのは言うまでも無い…。。
そしてヘベレケには確かに聞こえた。
大自然の中、一人ぽつんと取り残され、家族写真を撮る台座という大役を果たした途端、用済みとばかり用意した嫁レケにすら存在を忘れられてしまった、「折り畳みDIYテーブル in 大自然」のすすり泣く声が…。。
* この後ヘベレケが回収しました。
AMチェックインの恩恵を受けたのんびりキャンプ。
いつもなら焚火に興じたり、場内散策したり、よーいドンでお尻を出した子一等賞したりして過ごすものの、ここで夫婦顔を見合わせてどちらともなく発した言葉。
「っていうか、寒くね!?」
それもそのはず。
現在外気温2℃。
こんな状態でいつもの通り過ごしたら、「お尻を出した子一等賞」どころか「お尻を出した子ケツ凍傷」になることは火を見るよりも明らか。
正直、こんな極寒の最中でお尻を出したことでもらえる「一等賞」よりもぬくぬくとテントの中で過ごしつつ凍傷の恐れも少ない「4等賞」を選ぶ。
という事で。
アウトドアマスター義じレケ(嫁レケ父)より譲り受けし由緒正しきヴィンテージ武井ストーブSV-201(廃盤)!
我が家の超絶お気に入りキャンプギアにもかかわらず、そのデビュー戦では一切写真を撮ってもらえなかったという謎の待遇を受けたため、今回再デビュー!!!!!
ポンピングを十分に~♪(30回~50回)
プリヒート用バルブを開いたら~♪
灯油が噴出する~それに火をつける~♪
プリヒーット!!!!!
* 一般的なプリヒートと変わりません。且つ、正式にはストーブユニットを取り付けてやるそうです。中が煤けますが、無事に着荷した場合、火力で煤けが取れます。
…
……
………
暖かい(涙)
寒かったからか、プリヒート中に何度か火が消え灯油噴出状態になったので見守りつつ、消えては点火を繰り替えしながら5分ほど温めて点火!
特にトラブルも無く、今シーズン2度目の出番!
点火時は炎上が怖いので寒くとも必ず外で点火しようと心に決めつつ、しっかりと一酸化炭素チェッカーも携えて幕内に。
この後、娘たちはほとんど外に出なかったという…。
今回購入した一酸化炭素チェッカーは電池を入れると自動起動し120秒をカウント。
その後何もなかったかのように無音、無反応とあたかも黙秘権を行使したかの如く、「寝てる?」みたいな状態に。
しかし一度一酸化炭素を検知すると即数字を表示してくれて安心。
無駄な電池を消費しないように運搬中は電池を一つ外して節約。
二つあると安心なのでもう一つは追加手配中。
そうこうするうちに夕暮れ。
夕日がその日最後の力を振り絞って描き出すボンネットへの木々。
更に特徴的だったのは、マジックアワー。
標高が高い山の向こうへ沈んでいく夕日が、山々の後ろから静かに、ゆっくり、しかし平地より確実に長く、マジックアワーを彩っていく。
我が家の「頻尿2トップ」、ヘベレケ&ヘベ子。
そんな異名をとる二人も、トイレへの道すがら、
「夕日が落ちて、その先から照らされた山間がオレンジに染まる時間帯をマジックアワーと呼ぶんだよ」
「へ~。」
なんて、素敵な会話を…。
えっ!?
相槌しか打ってないって!?
ちっちっちっ、わかってないな~!!!
相槌を”打って頂いた”んでしょうが!!
最近舌打ちとかあるんだから!!
早すぎる思春期…( ;∀;)
暗さを増す五光牧場、Tilley君を灯すためプリヒートをする頃には氷点下を下回り、-2℃。
暫く点火準備や、寒いためかなかなか熾らない焚火に大忙し。
因みに、この時点で本日の装備、下がヒートテックパンツ、ヒートテック股引、裏起毛ズボン。
上はヒートテック肌着、Tシャツ、トレーナー、ワークマンのパーカー。
その他、重ね履き用のスニーカーソックス、モンベルのダウンジャケットが余力として控える。
元々基礎体温高め&動き回っていたので、ヘベレケはそこまで寒さは感じず。
女子×3は既におこもり逃げ切り体制に。
焚火がようやく軌道に乗ったところで。
寒波ーい!!!
間違えた!
乾杯!!
今日は贅沢にも七福神の業務をお休み頂き、ヘベレケの喉を潤すためだけにそのご利益を存分に発揮すべく黄金の輝きをもって長野の地へと降臨!
何故なら、
キャー!!!!!!
ウマ、旨、馬、ウマホー!!
こんなの絶対美味いに決まっている!
食べなくたってわかる!
じゃあいいか、食べなくて!!!
いや、そんなわけない!
一口食べれば芯まで温まる、そう、今夜の晩御飯はおでん!!!
日も落ちて外気温はなかなか経験することのない-5℃。
武井ストーブで暖かいとはいえ底冷えする幕内、そして体を内側から温めるおでん。
熱々に温められたそのぬくもりが、よそられたお椀から伝わる。
一口。
うま~( ;∀;)
正直、アウトドアに興味のない方からすれば「冬に入ろうかというこの季節、わざわざ標高1,300mの高地に赴いて-5℃環境でテント立てて、おでん作って食べて感動する」なんて阿呆の極みと思われるかもしれないが、これが最高と感じるのだ。
エアコンによる暖かな風が吹くリビングで部屋着のシャツとパンツに包まれテレビを見ながら食べるおでんももちろんおいしい。
しかし、昼間にはうっすらと雪がちらつき、月明かりは夜を照らす。
一度外に出れば真っ白な吐息が出る、極寒の地で、ランタンの明かりを頼りに子供たちは本を読む。
それを見つつ、熱々に温められたおでんと共に、キンキンに冷えたビールを飲む。
これ以上の贅沢があるだろうか。
これをもし、変態というのであれば
ナチュロガーはほぼ例外なく変態という事になる
そこまで否定もしなけど
今夜は月あかりが非常に強く、期待したほどの星空は拝めなかった。
それでも、少なくとも自分にとっては素晴らしいと思える環境の中で、ゆっくりと時を過ごす。
実は煌々と照らす月明かりも好きだったりする。
こんなに明るい月明かりがあるなんて、キャンプに行って初めて知ったことだった。
ビンゴで当たったドラえもんの漫画がうれしくてうれしくて。
ずっとずっと読んでいた。
文字を一生懸命に追って。
ゆっくり、でも確実に。
シュラフに入っても読んでいたら、気付かないうちに寝てしまった。
そんな君は、どんな大人になるのかな?
この思い出を覚えていてくれればいいな。
長くなったので続きます。
では、今夜もベロベロでおやすみなさい。。